怪我で抜けた歯は牛乳につけておく。
怪我や外傷で抜けてしまった歯を牛乳に浸して持って行く。
というのを聞いたことはありますか?
なぜ牛乳なのかというと、
牛乳は体液の浸透圧に近いため、歯根の表面にある歯根膜組織を
正常な状態のまま生かすことができるからです。

また、歯が抜けてしまった後の対処法です。
①ゴシゴシ洗わない
→抜けてしまう場所によっては、抜けてしまった歯に砂やゴミが付いていることがあります。
歯についた汚れは綺麗に洗いたいと思いますが、そのままの状態で持参するようにしてください。
歯根の表面には歯根膜という歯と骨をつなげる、
とても大切な役割がある薄い膜の組織がついています。
歯根膜が残っているかどうかで、きちんと歯が戻るかが決まってくるのでとても大切です。
歯についた砂やゴミを取り除こうとすることで歯根膜が傷ついてしまったり、
削ぎ落とされてしまうと、歯を戻してもくっつかない可能性が高くなります。
②乾燥させない
→水道水ではなく、体温くらいに温めた生理食塩水か、
手元にない場合は牛乳に浸けて歯科医院に持って行ってください。
乾燥させないことが何よりも大切です。

ケガが心配で歯どころじゃない場合もあると思いますが、歯もとても大切ですので
頭の片隅に入れておくと役立つと思います😄